併願合格者集合　挨拶　　　　

　本日、公立高校の入試結果が発表されていました。これらの結果を受けて、本日、この会に集合していただいています。それぞれ複雑な思いで参加されていると思います。中には「なぜ、自分は失敗したんやろか。」「なぜ、私だけがこんな目に会うのか。」と、がっくりして悲しんでいると人もいると思います。しかし、いくら後悔しても、いくら悲しんでも結果が覆ることはありません。結果は結果、素直に、謙虚に受け止めることも大切ではないでしょうか。

　高校入試は君たちにとっては人生最大のイベント、大きなハードルであると思っていたと思います。だからこそ上手くいけば達成感があり、つまずけば挫折を感じるのは当然のことと思います。しかし、少し先に目を向けてください。これからの人生を考えると高校入試よりもっと、もっと大きなハードルが待ち構えています。例えば、後３年たてば、大学入試、その向こうには就職、その先は、今よりはもっと大きくて高いハードルが待っています。長い人生を振り返ってみると高校入試なんて（ちょっと乱暴な言葉ですが）小さなハードルにしか過ぎません。君たちにとって、高校入試は小さなつまずきにしか過ぎません。だから、あまりがっかりしないで、前向きに考え、先に進んでほしいと思います。

　高校入試は終わりました。すでに、次のステージが始まっています。次のステージで、次のハードルで、つまずかないように高校生活を大切にしてほしいと思います。幸せで、楽しい人生を送る上で、高校生活の過ごし方はこの上もなく大切です。人生における基礎作りをする時期です。幸い、君たちが過ごすことになる近畿大学泉州は教育内容が充実しています。徳育教育（人間教育）、キャリア教育、また、進路指導も君たちが希望した公立高校に劣ることは絶対にありません。先生がたは本校の教育に自身を持っています。つまり、人生の基礎力をつける環境、土壌は整っていて、他に劣ることはありません。ゆえに、これから先のハードルにつまずくことなく、人生で幸せをつかめることができるか否かは君たち自身の努力次第です。「心のあり様」に掛かっています。

    先ずは、早く近大泉州での高校の生活に慣れ、たくさんの友達を作り、学校生活を楽しくことです。そしてできる限り早く目標を定め、夢の実現にむけて努力してください。君たちの夢の実現のために、私たち教員も全力でバックアップしたいと思います。

　最後に、「がっかりすることはありません。私たち、先生がついている。頑張れ」のエールで話を終わります。

    保護者の皆様、本日はご苦労様です。

    お子様達がそれぞれの目標を達成でき、楽しい、安全な学校生活を送ることができるためには、皆様方のご協力なくしては考えることはできません。３年間経済的にも、精神的にもご負担をお掛けいたしますがよろしくご支援願いたいと思います。特に精神的には保護者、ご家族の皆様のバックアップが一番大切です。よろしくお願いしたいと思います。

    生徒の皆さんと保護者、ご家族の皆様方と学校が３味一体となって頑張っていきたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いします。　

    本日ご参加、ありがとうございました。