学校長メッセージ
2025.06.13
教育実習について
■教育実習に当たっての心構え
今日から2から4週間の教育実習が始まります。この実習での取り組み方が皆さんの将来における教師生活の在り方に大きく影響すると言っても過言ではありません。真に教師を目指している方には最も大切な体験学習です。教師の責務・仕事について、また「教育の何たるか」はとても短い期間では充分に吸収ことができませんが、その一端を肌で感じて実感できるのがこの教育実習です。どうか、そのことを充分理解して真摯に実習に取り組んでください。
■実習生に学んで欲しい事柄
教師の責務(仕事) ・教科指導(授業の進め方)
・生活指導 ・課外活動指導(クラブ活動)
・心の指導(悩み相談)
- 教師の働き方
教師の働き方が問われているが、多忙で、責任が重い教師の仕事は生半可な気持ちでは務まらない。教師の働き方は生徒を心から愛することをベースすることが何よりも大切である。このような感覚があれば「どう働けば良いのか」は自ずと決まってくると思います。
教育実習で一番学ばなければならないのは働き方であると思います。
■高い評価を受ける先生の条件
教育的な情熱・真剣さ
・児童、生徒を愛することを働き方の源泉とする考え方をもっていること。
教育的な力量
・圧倒的な学力と教授力を持っていること。
「教師は授業で勝負する」と言われてきたように、授業こそ自分を賭けるステージであり、最高の演技ができる夢舞台である。授業を見れば、その教師の力量の見当がつく。質の高い授業こそが生活指導の原点。
客観的に正しく評価できる判断力
・対等の立場で、同じ目線で語ることができる心を持っていること。
総合的な人間力
・周りから信頼を得る徳を持っていること。
・社会的な常識と責任感を持っていること。
・謙虚な気持ちと常に学び続ける姿勢を持っていること。
■生徒にとって実習生徒とは
専任教諭、常勤講師、非常勤講師、教育実習生
いずれの身分であっても生徒にとっては先生に変わりはありません。
■教育には体罰は必要なし。体罰からは教育効果は生まれない。
体罰とは力による暴力、言葉による暴力でありいずれも悪である。
■教育は集団で携わってこそ教育効果は大きい。ゆえに、教師集団の和合、助け合い、協力体制が大切である。そのためにはコミュニケーション力が大いに必要。常に「ほう、れん、そう」が必要不可欠である。