学校長メッセージ
2024.11.20
芸術鑑賞会11月9日
芸術鑑賞会に関して学校長よりメッセージを送ります。
今日は皆さんが楽しみにしていた芸術鑑賞会が開催されます。本年度の鑑賞は吉本新喜劇です。新喜劇の中でも一番身近に感じ、心から楽しめる新喜劇・漫才を鑑賞することになりました。
吉本新喜劇は日本の芸能事務所「吉本興業」に所属するお笑い芸人によって舞台上で演じられる喜劇、およびその喜劇群を演じる劇団です。これまで、日本中の老若男女問わず、多くの人々が日々の雑多の生活の中で一寸の心の安らぎを感じる機会を提供してこられました。本日、あなた方はテレビでなく生の演技を鑑賞する機会を得ました。大いに楽しんでいただきたいと思います。
漫才は基本的に「ボケ」と「ツッコミ」という二つの役割で成り立っています。「ボケ」は、冗談を言う、話題の中に明らかな間違いや勘違いなどを織り込む、笑いを誘う所作を行う、などの言動によって、観客の笑いを誘うことが期待される役割です。「ツッコミ」は、ボケの間違いを要所で指摘し、観客に笑いどころを提示する役割となっています。
現代の漫才を大きく二つに分けた場合、「しゃべくり漫才」と「コント漫才」に分かれると言われています。しゃべくり漫才とは、日常の雑談や時事を題材に掛け合いのみで笑わせる漫才を指しています。コント漫才とは、「お前コンビニ の店員やって、俺は客やるから」とコントに入っていくパターンの漫才です。
これからお笑い芸人さん達から喜劇・漫才を披露していただきます。聞かせていただく視聴者である私たちは、芸人さんたちの巧みな話術に魅せられ、一瞬何もかも忘れて腹から笑い、楽しいひと時を過ごすことになるでしょう。しかし、一方で、見逃してはならないことは芸人さん達の熟練した芸には相当な努力が積み上げられていることを心に留めておく必要があるということです。
人にはそれぞれ夢や夢があります。生涯にわたる大きな目標を実現させ、夢を達成するためには、目の前の「今」できる小さなことに向かって一歩一歩着実に取り組むことが何よりも大切です。しかしながら、私たちは誰でも目標を立てて、すぐに出来ることほど先延ばしにする傾向にあります。すぐに出来ることを「これは、また、何時でも出来るから、後からしよう」と先延ばしに、これを積み重ねることで、結果、大きな禍、痛手、失敗となって自分に返ってくることがよくあることです。「何時も出来ると思う心は大事を逃す元である」の言葉を心に留めて、出来ることは積極的に取り組んでください。
それでは、皆で楽しい、有意義なひと時を過ごしましょう。