高校1年宿泊研修 7月18日

皆さんこんにちは、元気に頑張っていますか。

今日から三日間の日程で、宿泊研修が始まっています。

この宿泊研修はある意味では真の入学式であると言えるかもしれません。これまで、あなた方の多くの先輩の皆さんがこの研修を通して、本校の校訓である「誠実・礼節・友愛」の心を理解して、充実した高校生活を送る礎にしていました。あなた方もこの大切な機会をしっかり受け止め、ひとり一人の心を豊かにして、悔いの残らない楽しい学校生活を送ってください。

さて、宿泊研修を実施する意義は３つあると考えています。

一つは教室を校外に移し、自然の中に身をおいて、ここ琵琶湖湖畔で、学校では得難い体験活動を行うことで、自然の美しさや神秘性、厳しさなど様々な自然とふれあい、豊かな感性や知的好奇心を育むことを目的にしています。また、通常とは違った空間の中で、自分の心のあり様、自分の心が豊かになっているのか、貧しい心になっていないかを見直すことができる絶好の機会でもあります。

二つ目は先生や友人と寝食を共にする生活の中で生徒同士と先生と生徒間の親睦を深め、集団生活を通して規律を守り、協力することの大切さを実感することです。さらに、普段、保護者の方や回りの人たちにいかに世話になっているかに気付き、多くの人々に支えられている平穏な日常生活の有難さを再認識することも実施目的の一つです。

三つ目はこの行事を実施するに当たって、企画立案から準備まで携わって頂いた先生方、心からご支援を頂いている保護者の方、また、温かくお迎えいただき、心づくしのおもてなしをしていただけるホテルの方々に心から感謝をし、報恩感謝の念を育むことです。

この特別活動を成功裏に終えるには、ただ参加するだけでなく、一人ひとりが目的をよく理解し、みんなで共同して達成しようとする努力と協力が必要です。他の人に迷惑をかけることなく、先生からの注意をよく守り、正しい、常識のある行動を取ってください。

最後に、健康に気をつけて、また怪我ないように、今回の「宿泊研修」が、いつまでも心に残る、楽しく、貴重な人生の一ページとなるよう、自ら進んで積極的に参加してください。

この行事が楽しい思い出になるか否かは、あなた方の「心のあり方」にかかっています。他の人に迷惑をかけることなく、先生からの注意をよく守り、正しい、常識のある行動を取ってください。