学校長メッセージ
2025.01.30
高校1年 スキー実習
今年度も例年通り、長野県白樺高原でスキー実習を実施することが出来ました。本校のスキー実習は、高校1年の生徒を対象に、2泊3日の日程で1月に実施しています。この実習の目的は厳しい冬山の大自然に触れ、仲間と助け合い、励まし合いながら、楽しい雰囲気の中で、スキーの技術を習得することです。また、技術だけでなく、集団生活・集団行動を通して、協調性・社会性・自立心を身につけることも目的としています。
今回のスキー実習も幸いにも大きな事故、怪我もなく、有意義に楽しく終えることが出来ました。実習にあたり、しおり、スキー道具などの準備に携わっていただいた先生方、旅行会社をはじめご支援を賜りました関係者の方々に心より感謝いたします。また、この実習が当初の目的を達成し高い評価につながったのは、何よりも生徒たちの主体的な行動と互いに協力し、支え合う協働性を発揮してくれたからであると思っています。本校の校訓である「誠実」「礼節」「友愛」の「豊かな心」をしっかり発揮し、実り多い成果を上げてくれました。生徒の皆様に「ご苦労様、よく頑張ってくれました」の言葉を差し上げたいと思わざるを得ません。
学校生活においては、この4月より高校2年生になります。学習面に関しては、いよいよ大学受験に向けた準備をしなければならない時期に差し掛かっています。それぞれが自分の進路について真剣になって考えなければならないステージに上がります。自分の掲げた目標を達成するためには「目の前にある今すぐに出来ること」に主体的になってまじめに取り組むことが大切であると思います。
進路に関しては、近畿大学特別推薦、指定校推薦試験をはじめとする学校型推薦、総合型推薦、さらに大学入学共通テスト、私立大学一般入試、国公立2次個別試験まで後2年を切っています。これから学力の向上を目指し、厳しい道のりを歩むことになりますが、栄冠を勝ち得て、幸せになるためには「悔いを残さない、精一杯の努力」であると確信しています。ただ、ひたすら偏差値を上げることだけに執着することなく、受験を通して全力を尽くすことに価値をおいて、この難関を乗り越えてほしいと願っています。最終的に進路実現を達成することが出来るか否かは、ひとり一人の「心のあり様」に掛かっています。どうか今回のスキー実習で培った「豊かな心」、フレームの大きな心で、今後の高校生活を有意義に過ごしてください。