学校行事
2023.11.02
2学年 ハワイ修学旅行(2日目)
修学旅行2日目です。ホノルル市街は今日も晴天に恵まれています。
2日目の午前は、ハワイの自然を体験するプログラムです。
ハワイと言えば、高層ホテルが建ち並ぶリゾート地であるホノルルの姿を想像する人が多いのですが、実は大部分の地域は太古からの自然が残された地域でもあります。
また、火山島であるハワイ諸島は日本とは違った地形を形成しています。
生徒たちはオアフ島の南海岸にあるホノルルに滞在していますが、今日はバスでオアフ島の北東海岸に向かい、【クアロア・ランチ】(クアロア牧場)でアクティビティを体験します。
ホノルル市街からハイウェイで1時間弱でクアロア牧場に到着します。
ここで生徒たちは4種類のアクティビティの中から2種類を選択し、体験します。
ランチのガイドさんから説明を聞いた後、体験するアクティビティごとに分かれて、1回目のアクティビティが始まります。
今回は【映画ロケ地ツアー】を紹介しましょう。
このクアロア・ランチは元々ハワイ王室の土地でしたが、1850年にカメハメハ3世の相談役であったアメリカ人が1300ドルでこの広大な土地を譲り受けたことから始まります。
やがてこの広大な土地でサトウキビ栽培や牧畜が行われるようになったのです。
そして、火山島独特の渓谷に囲まれた大自然の情景は、「ジュラシックパーク」シリーズやハリウッド版の「ゴジラ」、「キングコング」など多くの映画やドラマのロケ地としても度々使用されています。
このアクティビティではクアロア・ランチのスタッフ(実は日本語も話せます)のガイドのもとで、バスに乗車して広大な敷地内に点在するロケ地を回っていきます。
ロケで使われたセットの一部はそのまま保存されているため、生徒たちは有名シーンを再現しながら記念写真を撮ったり、第二次世界大戦中に牧場内に建造された弾薬庫を利用した様々な展示を見学したりして楽しんでいました。
1回目の体験を終えた生徒たちは、一旦もとの場所に再集合してそれぞれ2回目の体験に向かいます。
2回目は【クアロア・グロウンツアー】(クアロア農園ツアー)を紹介しましょう。
このアクティビティは、トロリーバスに乗車してハワイの農作物について学びながら点在する農園を巡るツアーです。
また、この体験ではフルーツや魚、タロイモやマカダミアナッツなどの栽培・養殖されている食物を試食することが出来ます。
生徒たちは園内の様々な植物・作物を見学しながら、各農園で試食を行いました。
特に貴重な体験となったのは、ハワイアンが古代から主食としていたポイ(タロイモを蒸してペースト状にしたもの)の試食です。
それまで食べたことのない、不思議な味(日本人の口に合うかどうかは微妙ですが)にコメントし合い、園内で栽培されたパイナップルの試食を楽しみ、マカダミアナッツの殻を自分で割って食べる体験では、あっという間にナッツが無くなってしまいました。
ちなみにポイは脂肪分ゼロで食物繊維やビタミン・カルシウムが豊富でローカロリー、しかもグルテンフリーというヘルシーな食材として近年注目されています。
興味を持った方はぜひお試し下さい。
2種類のアクティビティを体験した生徒たちは再集合して屋外の特設テントでランチです。
サラダやBBQリブ、照り焼きチキンなどが用意され、みな元気に昼食をとることが出来ました。
ハワイとの時差はマイナス19時間。
現地では今日がハロウィンです。
牧場内にはジャック・オー・ランタン(ハロウィンのかぼちゃ)が並べられていました。
午後のプログラムは【ワイキキ・ヒストリック・トレイル】です。
ワイキキ市街の各処には、ワイキキの歴史的エピソードを写真と英文で説明したボードが設置されています。
生徒たちは班ごとに行動し、ワイキキ市街のヒストリックポイントを歩いて回り、用意された設問に答えながらゴール地点のアラモアナショッピングセンターを目指します。
今回ヒストリックトレイルのゴール地点に設定されたのは、1959年創業、ショッピングモールの先駆けでもあるアラモアナショッピングセンターです。
17時15分の設定時間になると、各班が続々とやってきて、ゴールの報告と、質問の解答用紙を提出しました。
アラモアナセンターも今日がハロウィンと言うことで、子どもたちが小さなバケツを下げてお店を回り、お菓子を少しずつもらっている姿が見られました。
またセンターステージでは、フラのダンサーがハロウィンのメイクをして踊っていました。
今日のプログラムはこれで終了。
生徒たちはアラモアナセンターで各自夕食をとり、ホテルへと戻りました。
明日はパールハーバー(真珠湾)での平和学習と、ダイヤモンドヘッド登山が予定されています。