教育講演会「ふくしまの今を語る人」開催

　１１月２日（火）５・６時間目、１年生対象の教育講演会として、「ふくしまの今を語る人」が開講されました。
この講演は、福島県が食と放射能に関して、県内外の消費者が不正確な情報や思い込みに惑わされることなく、自らの判断で食品の選択ができるよう、県内の農林水産業関係者等の取り組みの紹介や生産者との交流機会の提供などを通じて理解促進を図る事業として、全国で展開されているものです。
本校では、みうらふぁみりー農園代表の三浦広志さんをお招きして、「農業を中心とした再生が復興につながる」というテーマでお話をして頂きました。

福島県の浜通り地方は、東日本大震災と、それに伴う東京電力福島第一原発事故によって大きな被害を受けましたが、三浦さんを始めとする現地の人々がこの１０年間で取り組んでこられた様々な取り組みと、未来に向けての展望などについて触れて頂きました。お話では、三浦さんたちが、国や東京電力との交渉・風評被害をなくすための様々な調査・地域住民の生活再設計など、本当に様々な取り組みを通じて、地域の復興を進めてこられたことを教えていただくとともに、農業と再生可能エネルギーの両立など、未来へ向けての新たな取り組みが進んでいることも教えて頂きました。生徒たちは熱心に聞くとともに、今後の学びに向けて気持ちを新たにしていました。

なお、福島県産の農産物のセット（米・そば・野菜ジャム）を１年生の生徒各人にプレゼントしていただきました。どうもありがとうございました。