学校行事
2023.07.25
近畿大学生物理工学部体験実習
7月14日(金)、2年A組理系生徒16名が近畿大学生物理工学部で体験実習を行いました。
近畿大学和歌山キャンパスに到着すると、大勢の職員の方々が出迎えてくださいました。
学部長の古薗教授よりご挨拶を頂いたあと、生命情報工学科の永岡准教授より各学部紹介として、それぞれの学部で行なわれている研究や取得できる資格などを分かりやすく教えていただきました。
そして、いよいよ体験実習開始です。
遺伝子工学科の齋藤先生の研究室では線虫の観察と解剖を体験させていただきました。
線虫には雄と雌雄同体がおり、大きさや尻尾の形に違いがあるとのこと。顕微鏡で大腸菌の膜に覆われた線虫を観察します。
次にピッカーという道具を使い1㎜にも満たない線虫を捕まえ、プレパラートの上に移します。
最後に小さな刃物を使って線虫を切り、生殖腺を確認します。
生徒たちは苦戦しながらも研究室の学生さんにもお手伝いいただきながら、何とか時間内に実習を終えることができました。
医用工学科では、西手先生が開発された人間の腕と同じ感触の注射トレーニング用パッドを使って、先生のご指導の下、採血体験をさせていただきました。
注射の持ち方から、患者さんに不安を与えないよう気を付けることなどを教わりながら一人ずつ体験させていただきました。
山脇准教授には電気メスの使い方を教わりました。
電気を出力することで、鶏肉を切開したり焦がして凝固させる体験をさせていただきました。
その後、実際の手術室にある医療機器などの紹介もしていただきました。
生徒たちからは、この実習を通して普段できないことを体験し、大学の施設や設備を見学でき、とても良い経験になったとの感想がありました。
三者懇談会でも、生物理工学部が進路先の選択肢の一つになったとの声もあります。
この実習をきっかけにして、彼らの興味関心の幅が広がってくれることを期待します。